ここでは簡単にきれいに接着出来るシーリング材使用の止め付け方法を紹介します。
 (ピュアステンレスの箱は、溶接かボンド等の接着材やシール材 等の方法でないと
  密封出来ません。)
 ここでは、通常の順序とは異なり、タイルを貼り付け終わった外壁をはがし、定礎箱を
  埋め込み、その表面に定礎版をセットする工法を紹介します。
 最後に、定礎箱の設置方法(埋め込み方)の様々な方法を図解紹介します。
   

     

このページでは以下の事柄について説明しています

クリックしてください

 2. 紫布で包んだ桐箱の紐掛け方法
 3. 定礎箱設置(既貼タイル壁)
 4. 定礎箱設置方法(埋込図)
Menu ( 総合目次 )クリックしてください
         
       
       
       
       
       
       
       

   

  ▼ 定礎箱の密封方法(蓋の接着方法)

     

01
   中箱上、蓋部とのキワにマスキングテープを貼り付けます。
     
02
   次に外蓋上、中箱とのキワにマスキングテープを貼り付けます。つまり接着効果のある
    シーリング材のはみ出しが、定礎箱に付着し汚れることを防ぐためマスキングテープ
  を使用します
     
03
      
   シーリング材をコーキングガンにセットし、内箱の接合面に塗布します。内箱と外蓋
    のユルミは1mm位ですので塗りすぎに注意して下さい。シーリング材を塗布した後、
  蓋をすると剥がれませんので慎重に願います。
     
04

  

   シール材を均一に塗布するには、塗った後、プラスチックのヘラ、いらないスプーン、
  割箸等でならすと上手くいきます。ならす時に広がったシール材は、料理用の
  キッチンペーパー等で拭き取ります。
   少々時間をおき、シール材のはみだしを防ぐため、あらかじめ貼っておいた
  マスキングテープを静かに剥がせば終了です。
   ただし、シール後すぐ定礎箱を動かす場合、シール材が硬化してないとハミ出して
  きます。 衣服等にくっつくととれないので、
   充填したシール材の上から養生用テープを接合部の上に貼り、場合によっては、
  養生用テープごと埋めてしまいます。
   <注意>
   ボールペンや鉛筆で書いた物、青焼コピーは、長期間の保存にはむきません。
  普通紙コピーでとりなおして定礎箱にお入れ下さい。
    ジップロックのように空気を密封出来るビニール袋に入れるのも一案です。
   

  

  ▼ 豪華型定礎箱  紫布で包んだ桐箱の紐掛け方法

           

01
   定礎箱を紫布できっちりと包んだら紐掛けをします。
     
02
   横巾の中点で、二つ折りにした紐の輪っか部に他の二本脚部を上から通します。そのとき
    結び目位置が縦方向、横方向の中央になり、紐の捻れがないように案配します。
     
03
 
   02の説明通りに出来ると上記03のようになります。裏もきれいに紐かけられます。
     
04

   後は結び目をつくり終わりです。箱中のスペースが有るようなら蝶結びのようなゴツい
  結び目も良いと思います。

    

  ▼ 定礎箱・定礎板の設置(既貼タイル壁への埋込)

    

01
 セット位置が事前に分かっていれば、それにあわせてタイル等を貼っておきますが
  ここでは貼った後での処理についてです。
   定礎板をセットする位置にしるしをつけ、サンダー等で切り込みを入れ、
  表面材(タイル)、接着モルタルを丁寧に取り除きます。その際、コーナー部の
    始末には特に注意して下さい。また、定礎版周りの目地を加えてハツルことも
    忘れてはなりません。
    
02
   次に、定礎箱を収納する窪みを掘り下げます。
     
03
   定礎箱の表面が枠より5〜10mm引っ込むように窪みを作ります。
     
04
 
   ハツリのみやサンダー等を使い、窪みの底は出来るだけ平らにします。
  定礎箱を用意します。
     
05
 
   定礎箱の裏面にセラミックボンド等を塗布し窪み底に貼り付け、周囲の目地部は
  モルタルやタイロンで埋めます。
     
06
   定礎板の裏側、枠に接する部分にセラミックボンド等を塗布し貼り付けます。
     
07
   定礎板の周囲目地部は、モルタルかコーキング材を充填するかします。
  周囲をきれいに清掃すれば出来上り。
  

    

  ▼ 定礎箱設置方法(埋込図)

       

    

No.01 石貼り乾式工法    定礎板の下にあたる駆体中に定礎箱埋込設置
 No.02 石貼り乾式工法    定礎板と駆体の間の空壁部に定礎箱を金具止め設置
No.03 タイル貼り湿式工法 定礎板のさらに下に 定礎箱設置
 
(一般ビル用)
(一般ビル用)
(一般ビル用)
   
   
               
No.04 壁面に定礎箱設置
No.05 壁面に定礎箱設置
No.06 壁面に定礎箱設置
No.07 壁面に定礎箱設置
(個人邸外壁用)
(個人邸外壁用)
(一般ビル・個人邸外壁用)
(一般ビル・個人邸外壁用)
 定礎板兼定礎箱は壁面に      一致するよう設置  定礎板兼定礎箱は壁面から  5 〜10mm出るよう設置  定礎板兼定礎箱はタイル面に  一致するよう設置  定礎板兼定礎箱はタイル

面から5〜10mm出るよう設置

 吹きつけ仕上げや左官仕上げの壁面に埋込スペースを作り、 埋め込む  吹きつけ仕上げや左官仕上げの壁面に埋込スペースを作り、 埋め込む。(念のため、箱底部 中央にボルト溶接したもの使用 することもある)  駆体に埋込スペースを作り、埋め込む。(念のため、箱底部 中央にボルト溶接したもの使用 することもある)  駆体に埋込スペースを作り、  埋め込む。(念のため、    箱底部 中央にボルト溶接した  もの使用 することもある)