寺社の裏手や横手の比較的目立たない所に木製の百葉箱のような高床式建造物を
   見たことありませんか?  農家や旧家の裏手や横手の比較的日の射さない場所に
   ひっそりと建つ木造でカラートタン(場合によっては胴葺き)製の屋根をもつ
   1 m ×2 m ×高:1.5 m 位の物置のようなものです。
   では、一体どういうものでしょう。
   様々な使われ方をしているようです。祭事具(幕、ひも、幟のぼり、ご神体、
   きつね像、狛犬像)等の保管場所として使われたりお宮として使われたりしている
   ようです。ただ、管理がしっかりしているときは良いのですが、外囲いが
   木で内壁等は無い無住の建造物は、傷むのは早く、隙間が開いたり腐ったり劣化は
   比較的早くきます。
  御影石製の蔵(倉庫)はどうでしょう。  強固さはもちろん、
   腐食の心配もなく、薄い板材使用カ所でも基本 3 cm 以上の材料を使用し、接合部は
   ダボ筋で補強したり、建築工事の際用いられる石材用セラミックボンドで接着するなど
   実物を見て、触れて頂ければ故意に傷つけたり壊そうとしても難しいことが
   わかっていただけると思います。
  半永久的に手間いらず、次世代・次々世代に引き継げます。
  オプションで間仕切り、棚、小引き出しを内部に造れます。
    

     

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 ▼ 四方流れ型外宮(LLサイズ) (製作途中)
ご注文〜施工完成まで 約3.0ヶ月と お考え下さい。
    
   
 ▲接合部には鉄筋を入れ地震対策は万全です。
  無垢材を使用しているため存在感がすごくあります。
 次次次世代までもビクともしない建造物を目指すので
  ダボ筋は勿論、セラミックボンドで接着しシール材を
  目地充填するなど工夫をしています。
   
   
   
 ▲お宮の強度を増すために柱、枠を二重に設置します。
  お施主様の意向で材料はグレーぽい G-654 を使用して
  います。黒く見える部分は本磨き、白っぽく見える
  部分は小ノミ仕上げとなります。
   
    
   
 ▲羽目板も一枚物、柱・枠とは勿論ダボ筋で止めています。
  胴部内に棚を組み込むため胴部の補強になっています。
   
    
   
 ▲胴部は大人がゆったりと出来るくらいのサイズ。
  立っても天井にぶつからないサイズです。
   
    
   
 ▲正面扉部です。閂受け部は貫通穴になっています。
  完全にボンドが固まり扉可動部が固定されるまで楔
  (クサビ)止水セメント等でガードします。
   
 
   
 ▲胴部には石製の換気カバー、鍵受け、閂受け、後部に銘板
  等が取り付けられました。
 手前パレットには屋根台座の上に屋根材を設置、中心には
  相輪が載っています。
   
 
   
 ▲完成前写真(正面 扉内部)
   
 
   
 ▲完成前写真(正面 閂を架けた状態)
   
 
   
 ▲完成前写真(正面 左前方より)