日本にある稲荷神社は6万社を超えるとも言われており、屋敷神として企業のビルの
  屋上や工場の敷地内などに祀られているものまで入れると稲荷神を祀る社は 
  数えきれないほどの数になります。 
 稲荷信仰は江戸時代、大隆盛をみます。本来は穀物・農業の神でありましたが、
  貨幣経済の発達と共に、産業全般の神、商業神として信仰されるようになります。 
 伏見稲荷大社が総本社となっています。日本全国で信仰されています。
   

   

   
 引き継いだ土地に昔の台座、外宮、狐石像、狛犬、鳥居等があるので片付けたい
 お宮、お社が古びて傾いてきた、板が反って風が吹き抜ける。屋根ががたついて来たので
  建て替えたい。旧台座が使用可能か見てほしい。
 新たに建てたい。という方。ご連絡下さい。無料で現地見積致します。(首都圏内限定)
   

     

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  ▼ 外宮(お宮、お社)を購入、設置するときに選ぶ基準とは?

   

◎お宮の 材質、形状(知り合いと同じ形・知り合いと異なる形)、価格、耐久年、-----
    
  子孫に再設置、補修、新規投資がいらず手がかからない物にしたい。
  永遠に受け継がれる構造物”墓石”と同じ御影石から作られた石宮(石社)は、
   大地震や破壊工作でもないかぎり、経年劣化にも強く半永久なものです。
   
◎胴部内(室内)の広さと安全 何を保管するかにより決まってきます。
  よく言われるのが、外部に設置するので、お札は毎年木札に交換して設置したい。
    ご神体(鏡、石、櫛、お札-----)を木札とともに胴部に安置したい。
    簡単に内容物を出し入れでき、扉部はしっかり止まるものにしたい。
   従来の胴部室内部をコア抜きする作り方から角抜きすることにより収容広が増大。
   閂止めすることにより強風等による扉の自然開閉がなくなります。
   
◎設置者の選択 専門職に依頼、土木・建築・造園業者に依頼。自分たちで設置。
  御影石製のレディメイド外宮に関して述べると、2尺高サイズより大きなものは専門職に
   依頼した方が無難。力持ちの土木・建築・造園屋さんでもよいですが神事には細かな
   約束事もあり、使用する接着材を比べると驚くほど接着強度の違いがあります。
   

     

     

  ▼ 一般台座石設置、その上にお宮設置状況(高級型お宮-本磨きアクセント/叩き仕上げ)

    

 台座石は、芝台、ソリの入った中台
  3段、一番上の上台の5ツのパーツ
   から出来ています。
 左写真は台座石の一番下になる”芝台”
   です。一つの塊から削りだした
   パーツです。
       

 左写真は台座石の下から2〜3番目に
   なる中台です。
   一つの塊から削りだしたパーツで
   す。

   
 左写真左上は台座石の一番上に
   なる上台です。
   その手前は途中で切れていますが
   中台3ヶの一番上部です。
 右上には中台の下部が見えています。

       
 高級型お宮(本磨きアクセント
  /小叩き仕上げ)の基壇部です。
   一つの塊から削りだしたパーツで 
  す。
   水平と均等な目地に注意しながら
  この下の台座、この上の胴部と
   セラミックボンド等で固定します。
       
 左写真は、お札、御神体(御本尊様)
  を入れておく胴部です。
  写真から分かるように収納部は四角く
  開けてあります。丸く開けるより 
  収容力が何倍かに増えました。
 また、扉口に閂止めと閂をつけること
  により、扉の自然開きも防止され
  ます。
       
 屋根部は一塊になっています。
  屋根上部は瓦屋根を模して彫り込み
  屋根下も丁寧に彫り込んであります。
  屋根下部と胴部との接触箇所は
  印つけがしてありますのでそこを
  目指して乗せて下さい。
  微妙な位置合わせは屋根下にあいて
  いるホゾ穴に柱上部を入れ込み
  柱建てををし、全体のバランスを
  見ながら慎重に組立てます。*
        
 左写真 小鳥居と左右柱と柱下巾着。
  左から4つは小鳥居分パーツ。
  柱2本、中抜き、笠木です。

  

  ▼ 屋上に設置

   

  
  

   

 台座は、既存のコンクリート製台座を使用。
  防水加工してあります。木製鳥居もそのまま使用。 
 以前は、木製、カラートタン葺き屋根を使用していた。
 台風で屋根部吹き飛んだため、御影石製に変更。

   

        

   

 台座は、中をくり抜いた御影石製軽量台座を使用。
 台風で木製お宮の屋根部が壊れたため、御影石製お宮に変更。

     

      

  ▼ お宮の設置(据え付け)方法(高級型お宮)

   

 お宮基壇部をセットする前にその下、
  台座部の確認が必要です。
 これが狂っていると、積み重ねるお宮
  も傾き、雨漏り等の原因になります。
 左写真のようにキャンバ等で水平を
  確認しEKボンド等で接着します。
  隙間はモルタルやタイロン等で
  しっかり塞ぎます。
         
 お宮の一番下のパーツ。基壇部。
  階段部、階段両脇の欄干部、回廊周り
  の欄干が一つの御影塊から彫り込んで
  あります。
 この底部に石材接着用のEKボンドを
 2センチ四方ほどの点付け8箇所ほど
 をつくり、その下の台座と接着します。
 周囲の隙間は目地材やモルタルで塞いで
 おきます。ボンドがはみ出ると汚く
 見えるので余分につけないよう気を
 つけてください。
    
 この基壇部の中央に、お札・御神体等を
  入れる胴部がセットされます。
  お宮のサイズによって胴部外壁と
  欄干の距離は10 mm 〜20 mm と
  かなり短いです。
    
 胴部は上下とも40 mm 内外の縁に
  なっています。中央部は空壁です。
 この上下縁部にボンドを点付けします。
 1辺2〜3箇所を目安にお願いします。
 なお、胴部の上下は縁に黒書してあると
  思いますが、閂止めの開き方向でも
  確認できます。
 くれぐれもはみ出さないように注意
  してください。
    
 基壇上に胴部が収まったところです。
    
 お宮の種類が違って申し訳ありません。
  胴部上部のボンド付け参照に
  載せました。
 このケースでは設置は人力施工となり
  ました。屋根部は高い所に設置する
  ため、仮置き台を用意してそこから
  屋根部を平行移動すれば比較的楽に
  設置できます。
         
 左写真は高級型お宮の屋根部です。
  一つの御影石塊から削りだしたもの
  です。屋根底部も彫り込んであり
  ます。
 通常屋根底部には胴部上部と合わさる
  部分のマークがされています。
       
 胴部上に屋根部を乗せたなら前後左右
  から設置バランスをチェックします。
  水平水準器等の器具を使ったり
  しますが、最後は目視でチェック
  します。
       
 左写真は高級型お宮の屋根部です。
  左右の柱部に注目して下さい。
  柱上部と接する屋根下には丸穴が
  掘ってあります。

    

  ▼ 町内で見つけた 鎮守様/お稲荷さん

      

社部やお狐様周りにも人の手が入り、
 清潔に保たれ、日々礼拝しているのが
  伺えます。難をいうと、お使いの
  お狐様の台座が大きく、稲荷神を 
  見下ろすように感じられる点です。
        
これも、よく手入れされているお稲荷さん
 です。社に比べ台座が大きく、バランス 
  が悪く感じられる点が惜しいです。 
         
手が入っているお稲荷さんです。
 社は全て銅製、それに比べ台座は
  ぎりぎりの大きさの打ちっ放し。
 バランスが悪く感じられお供えの神具
  や土器、皿等の置き場所がないのが。 
 気になります
       
普段手が入っていないお稲荷さんです。
 屋根部はサビが浮き周囲の補助柱が
  なければ崩れそうです。床部等を
  見ると、建てるときの基礎造りが
 甘かったのか、地震等による地盤の
  隆起や軽い地盤の流失を受けて
 います。