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御影石製の外宮(お宮 or お社)は、年月の経過とともに黒ずんできますが、木製と違い |
腐りませんし縮んだり反ったりしない半永久的なものです。 |
お稲荷さんを祀る”お社”と土地神様を祀る外宮(お宮 or お社)、は同じものを |
使用します。地域により、お祀りする方の好みにより外宮の形は決まります。 |
お宮(お社)は神様の居住空間であり、神様およびゆかりの物 |
(ご神体、神像、おふだ等)を収容し、お祀りする建築物です。 |
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胴部(火袋部)---扉がついている部分は左右に扉部が開きその奥に収納物を保管する |
仕組みになります。 |
従来は、四角い御影石の塊(かたまり)の中心部を上部からコアにより円筒状に抜き、 |
その部分が室内としていました。 |
逆に言うとコア抜きした四角い石塊部に観音開きの扉部をつけたものが胴部です。 |
お宮には、屋根正面部左右と正面階段下部脇を結ぶ左右の柱(丸柱または角柱) |
が付属します。 この柱上部に注連縄(しめなわ)を結んだりします。 |
外宮部は基本的に、屋根部、胴部、階段・回廊を含む基礎部、左右柱部の5ツのパーツ |
で出来ています。それぞれのパーツは原石からの削り出しで出来ています。 |
(高級型お宮は小さな鳥居が加わります) |
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弊社では設置前に以下の事、確認させて頂き別途有料ですが対応させて頂いております。 |
★ 建立月日・建立者の好みの書体での彫り込み |
★ 胴部室内の拡張(収納物---ご神体、御札等の大きさにより) |
★ 風対策で神具(榊立て等)の設置部分の掘り下げ |
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個人のお客様、直接の問い合わせ歓迎します。 |
既存お宮・お稲荷さん(石製、金属製、木製、コンクリート製)の解体、運搬、廃棄等 |
についても、ご相談下さい。 |
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氏神様は、文字通り一族の神をさします。古くは、先祖代々生まれてから死ぬまで |
同じ場所で過ごすのが普通でした。 |
他の土地に生活の場を移すことはもとより、旅行することもなく代々同じ場所に住んで、 |
そこで生まれて育って死んでゆく。というのが当然のことでした。つまり、その一族を |
守る神様(氏神)と、その土地を守る神様(鎮守神)、そこで生まれた子供を守る神様 |
(産土神=うぶすなのかみ)が同じだったのです。ところが、時代が変わると |
生活パターンが変化してきました。 育った土地で子供を生むとは限らなくなってくるし、 |
家族全員が一緒に住むとは限らなくなります。つまり、代々住んできた土地の神様は |
一族の守り神として氏神となり、現在住んでいる土地の神様が鎮守神、生まれた土地の神が |
産土神と別々になったのです。しかし、時代が進むにつれ氏神が、その土地を守る |
産土(うぶすな)神や鎮守神と混同されるようになってきました。 |
稲荷神(お稲荷様、お稲荷さん)は、元々は穀物を司る農業神でありましたが、 |
江戸時代には農業神、食物神、殖産興業神、商業神、屋敷神として、農村だけでなく |
都市部でも祀られるようになりました。主祭神はまちまちで(神道では・・宇迦之御魂神 |
うかのみたま、豊宇気毘売命 とようけびめ、保食神 うけもち、大宣都比売神 |
おおげつひめ、若宇気売神 わかうかめ、御ケツ神 みけつ |
仏教では・・真言密教の影響で ダキニ天)が主祭神とされています。 |
お稲荷さん というと 狐 を思い浮かべますが、神様の指示で働く神獣、つまり使い動物 |
なのです。古来から神聖視されてきた 狐(霊狐/白狐)を従える稲荷神は庶民に受入れ |
やすかったのではないでしょうか。神道上の稲荷神社の総本社は京都市伏見区にある |
伏見稲荷大社ですが、仏教寺院でもある豊川稲荷のような神社もあります。 |
我が国では古来から土地神信仰が行われてきましたが、支配層は、伝来してきた仏教にも |
魅力を感じ、結果”神仏習合”という超(ちょう)玉虫色の 神様を信ずるのも良し、 |
仏様を信ずるのも良し、神社の敷地内に寺があることも、或いは寺の敷地内に神社 |
があることも良しとしたところによります。明治時代までは神社の儀式をお坊さんが |
とりおこなったり、逆もあったそうです。では、なにゆえ江戸時代にお稲荷さんは |
流行したのでしょう。徳川家8代将軍徳川吉宗(有名な暴れん坊将軍)が、紀州家から、 |
徳川宗家を継ぐ時に連れてきた家臣のなかにお稲荷さんの信奉者がいたこと。有名な奉行 |
大岡越前守は赤坂一ツ木の自邸に守護神として祀っていました。 |
また、吉宗とともに移ってき、小姓から老中に上り、しかも3人の将軍のもと最後は |
5万7千石まで出世をした田沼意次も邸内に社を設け、信奉している ・・ というのが |
知れると、あやかりたいと考える武家の庭内に祠を建てる人が急増したようです。 |
出世のみならず開運・商売繁盛などのご利益があることから、商人などの町人の宅地でも |
祀られるようになり江戸では大流行したようです。 |
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▼ 高級型お宮 施工写真 |
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2階部外庭への設置です。建物内部の応接間 |
から陽光に照らされる宮台座を窓ごしに |
眺める時、満足感と安心感が生じる |
そうです。カスタマイズしてあります。 |
<草加市某氏邸> |
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屋上設置です。以前有った木製お宮は台風で |
屋根部むしり取れたそうです。 |
既存コンクリート台座の上に設置しました。 |
木製鳥居は前の木製鳥居と一緒の時期に |
たてた物です。 |
<横浜市某氏邸> |
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既存コンクリート台座の上に設置しました。 |
<鎌倉市某氏邸> |
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新居建設に伴い道路から見える場所に設置 |
しました。 |
<平塚市某氏邸> |
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高級型お宮は、回廊部の玉垣もしっかり |
造り込みます。また階段下部左右に |
付属してついてくる鳥居をたてる穴が |
開いています。 |
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写真は胴部(中段部)の扉です。中には |
ご本尊様や御札(オフダ)を収めます |
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高級型お宮だけは磨き仕上げと叩き仕上げを |
行い、屋根下部と胴部周りには浮かし彫り |
も行っています。屋根部下の柱受けホゾ穴 |
と屋根下彫り込みが見えます。 |
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画面上台上、青緑に写っている左右の筒は |
榊立てです。表に出しっぱなしでも |
ガタツキ無いように筒状陶器に合わせ |
上台に穴を掘り込んであります。 |
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付属の鳥居もセットした左前よりの全景 |
屋根にはあらかじめ左右円柱が収まる |
ホゾ穴が切ってあります。 |
<八王子市某氏邸> |
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