当社の石製外宮は、他社とは明らかに異なります。
   オーダーメイド製品と呼べようかと思います。
   長期間の使用に耐えるようパーツ数を減らし、塊石から削り出す方式で造りました。
   製造中の細かなチェックはもちろん、納品まで何度も厳しい検品を行いますし、
   使い勝手が良くなるいくつかの改良も加えてあり、ご満足頂けるものと思います。
    

 

        

 
 御影石製の外宮(お宮 or お社)は、年月の経過とともに黒ずんできますが、
  木製と違い腐りませんし縮んだり反ったりしない半永久的なものです。
 お稲荷さんを祀る”お社”と土地神様を祀る外宮(お宮 or お社)、は同じものを
  使用します。地域により、お祀りする方の好みにより外宮の形は決まります。
 お宮(お社)は神様の居住空間であり、神様およびゆかりの物
  (ご神体、神像、おふだ等)を収容し、お祀りする建築物です。
   
 胴部(火袋部)---扉がついている部分は左右に扉部が開きその奥に収納物を保管する
  仕組みになります。
  従来は、四角い御影石の塊(かたまり)の中心部を上部からコアにより
   円筒状に抜き、その部分が室内としていました。
 弊社では、従来の胴部を円筒状に抜く方法に加え、手間がかかるので行っていなかった
   角状に抜くという方法を行っています。これにより胴部の収容力は倍増しました。
  また、扉部の表面に閂(かんぬき)及び閂受けを設ける事により扉内の収容物も
  安全に保たれます。
 お宮には、屋根正面部左右と正面階段下部脇を結ぶ左右の柱(丸柱または角柱)  
  が付属します。 この柱上部に注連縄(しめなわ)を結んだりします。
 外宮部は基本的に、屋根部、胴部、階段・回廊を含む基礎部、左右柱部の5ツのパーツ
  で出来ています。それぞれのパーツは原石からの削り出しで出来ています。
  (高級型お宮は小さな鳥居等が加わります)
   
 弊社では設置前に以下の事、確認させて頂き別途有料ですが対応させて頂いております。
  ★ 建立月日・建立者の好みの書体での彫り込み
  ★ 胴部室内の拡張(収納物---ご神体、御札等の大きさにより)
  ★ 風対策で神具(榊立て等)の設置部分の掘り下げ
     
 個人のお客様、直接の問い合わせ歓迎します。
 既存お宮・お稲荷さん(石製、金属製、木製、コンクリート製)の解体、運搬、廃棄等
   についても、ご相談下さい。
     

   

2025年(令和 7 年) 初午の日は 2月06日(木曜日)です。

      

 以下の事柄について説明しています

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 形状による詳細
   
    (レディメイド)
    (レディメイド)
  ▼3.出雲型お宮(小叩き仕様)
    (レディメイド)
  ▼4.わら屋根型お宮 (小叩き仕様)
    (レディメイド)
  ▼5.妻入り型お宮・地蔵堂
    (オーダーメイド)
   
  ▼6.四方流れ型お宮・祖霊廟
    (オーダーメイド)

     

 氏神様、鎮守様 と 産土神そして稲荷神

   

 氏神様は、文字通り一族の神をさします。古くは、先祖代々生まれてから死ぬまで同じ場所で過ごすのが
  普通でした。
 他の土地に生活の場を移すことはもとより、旅行することもなく代々同じ場所に住んで、そこで生まれて
  育って死んでゆく。というのが当然のことでした。つまり、その一族を守る神様(氏神)と、その土地を守る 
  神様(鎮守神)、そこで生まれた子供を守る神様(産土神=うぶすなのかみ)が同じだったのです。
  ところが、時代が変わると生活パターンが変化してきました。育った土地で子供を生むとは限らなく
  なってくるし、家族全員が一緒に住むとは限らなくなります。つまり、代々住んできた土地の神様は
  一族の守り神として氏神となり、現在住んでいる土地の神様が鎮守神、生まれた土地の神が産土神と別々に
  なったのです。しかし、時代が進むにつれ氏神が、その土地を守る産土(うぶすな)神や鎮守神と
  混同されるようになってきました。
 稲荷神(お稲荷様、お稲荷さん)は、元々は穀物を司る農業神でありましたが、江戸時代には農業神、食物神、
  殖産興業神、商業神、屋敷神として、農村だけでなく都市部でも祀られるようになりました。
  主祭神はまちまちで(神道では・・宇迦之御魂神うかのみたま、豊宇気毘売命 とようけびめ、保食神
  うけもち、 大宣都比売神 おおげつひめ、若宇気売神 わかうかめ、御ケツ神 みけつ
  仏教では・・真言密教の影響で ダキニ天)が主祭神とされています。
 お稲荷さん というと 狐 を思い浮かべますが、神様の指示で働く神獣、つまり使い動物なのです。
  古来から神聖視されてきた 狐(霊狐/白狐)を従える稲荷神は庶民に受入れやすかったのではないでしょうか。
  神道上の稲荷神社の総本社は京都市伏見区にある伏見稲荷大社ですが、仏教寺院でもある豊川稲荷のような
  神社もあります。
 我が国では古来から土地神信仰が行われてきましたが、支配層は、伝来してきた仏教にも魅力を感じ、
  結果”神仏習合”という超(ちょう)玉虫色の 神様を信ずるのも良し、仏様を信ずるのも良し、
  神社の敷地内に寺があることも、或いは寺の敷地内に神社があることも良しとしたところによります。  
  明治時代までは神社の儀式をお坊さんがとりおこなったり、逆もあったそうです。
  では、なにゆえ江戸時代にお稲荷さんは流行したのでしょう。徳川家8代将軍徳川吉宗(有名な暴れん坊将軍)
  が、紀州家から、徳川宗家を継ぐ時に連れてきた家臣のなかにお稲荷さんの信奉者がいたこと。
  有名な奉行 大岡越前守は赤坂一ツ木の自邸に守護神として祀っていました。
  また、吉宗とともに移ってき、小姓から老中に上り、しかも3人の将軍のもと最後は5万7千石まで出世をした
  田沼意次も邸内に社を設け、信奉している ・・ というのが知れると、あやかりたいと考える
   武家の庭内に祠を建てる人が急増したようです。
  出世のみならず開運・商売繁盛などのご利益があることから、商人などの町人の宅地でも祀られるようになり
   江戸では大流行したようです。

   

  ▼ 胴部(火袋部)の大きさ詳細

   

 
       
   ▲普通型お宮 火袋部
(扉閉鎖時)
   ▲普通型お宮 火袋部
(扉開放時)
 従来、扉部は厚さ10 mm 以下の板材を使用
  してきました。
 扉厚を増やし扉裏下部に切り込みを入れたり
  閂をかけることにより、風や気圧の変化
  による扉の不自然な開放を防ぐなどの工夫が
  されたものが 弊社Gタイプとして販売されて
  います。
       
       
 胴部の加工方法により胴部内収納力が変わりま
  す。Fタイプは、室内を上方から丸く、くり抜き
  Gタイプは四角く刳り抜いてあります。

       

        

   

  New ▼ 高級型お宮(白御影石製)  小叩き仕上げ(両外壁本磨き仕上げ)の詳細と施行写真

   

 ご注文〜施工完成まで 約2.0ヶ月と お考え下さい。
  分割(屋根部、胴部、欄干・階段・基礎部及び柱2本中柱)されたパーツを
   施工場所に運び、接着はボンド主体に行い目地詰め、クリーニングして完成です。

   

       
 ▲ 高級型お宮(小叩きアクセント)の正面写真です。
 従来の高級型で本磨き処理した部位を小叩きに変えました。 
 胴部内は四角く刳り抜き、丸コア抜きに比べ広さを確保。
 扉開閉止めも扉と一体の閂(かんぬき)設置で強風、気圧に
 よる自然開閉がなくなります。
 左側面への模様彫り込み(本磨き処理)はオプション
   です。通常この面は小叩き処理、模様ナシとなります。 
       
  
       
 ▲背面部です。
   オプションで建立日、建立者が彫り込まれます。
   通常この面は小叩き処理、模様ナシとなります。 
  
        
       
 ▲前方はシンプルな外観になりました。
   扉は観音開きになり、カンヌキ止めになります。
 ▲胴部の両側面の彫り込み模様(本磨き)、胴部背面への
   彫り込み文字(建立者、建立日)は別途オプションです。
  側面から見ると前方にお供え物等を置くスペースが取られて
   いることが分かります。
       
       
 ▲欄干のある回廊と階段がある基礎部、お札や御本尊様が入る
   扉がついた胴部、裏まで丁寧に彫り込んだ各部位が
   それぞれひとつの原石から彫り進んだものと写真で
    解りますか?
 ▲胴部側面に模様彫りを入れずすっきりした出来上がりです。
   横に併設されている水神様も素朴でほほえましいです。

   

 ▲高級型お宮 小叩き仕様Gタイプの

  胴部内四角刳貫き形 扉止めアリ

   

 外観は磨き部を入れず落ち着いた見栄えの

  小叩き仕様の高級型お宮ですが、その中でも

  胴部室内を四角く刳り貫き扉と一体の閂(かんぬ

  き)止めを採用したGタイプは強風時や気圧が急激

  に変動するときにも扉は勝手に開きません。

 (胴部側面への仕上げは小叩き仕上げとなります)

   

   

   

  

      

 

  ▼ 高級型お宮(白御影石製)  小叩き仕様/本磨き仕様 ミニ鳥居含む

   

 ご注文〜施工完成まで 約2.0ヶ月と お考え下さい。
  5つに分割(屋根部、胴部、欄干・階段・基礎部及び柱2本)されたパーツと
  小さな鳥居を施工場所に運び、ボンド主体に組み立て接着をして目地詰め、
  クリーニングして完成です。

       

   
 ▲ 左右柱も建て、小さな鳥居も建て観音扉を開いたところです。
   屋根裏(下部)も彫り込まれています。
  <東京都板橋区某氏邸>
     
 
   
▲ 上写真は 高級型お宮を構成する5ヶプラス鳥居パーツのうちの1ツ 階段、回廊部。
  階段下部左に、鳥居をたてる穴が見えます。(右穴は烏帽子の陰になって見えません)
   
      
  上写真は 高級型お宮を構成する5ヶプラス鳥居パーツのうちの1ツ 胴部。
  胴部上部から扉内部をのぞき込んだところ。通常は丸く抜きますが、内部に収納できる 
  容量を増やすため、四角く拡張しました。(G-タイプ 弊社独自の拡張です)
     
   
 ▲ 写真は 高級型お宮を構成するパーツのうちの1ツ 屋根部。
    黒っぽく見えている部分は磨いた部分、白っぽく見えている部分は小叩き加工の
    部分です。これは高級型お宮の屋根部ですが、一個の塊石(かたまり)から
    削り加工をし、部分によって仕上げ加工をしたものです。
      
 
   
 ▲ 上記の写真の扉部に注目下さい。観音開きの開口部、従来は合わさり部の止めが
  なかったため、台風時等外圧の変化や強風時等の際は扉の閉まりが悪くなることも
   ありました。 同素材の御影石で閂をつくることで心配なくなりました。
   
   
 ▲ 上写真は 胴部左側面と背部の説明写真です。
  胴部左側面には浮かし彫りの図が見えています。
  背部には、お稲荷さん用のお宮のため朱色で色つけした施工年月日、施主名
  2名連名での彫り込み文字が見えます。(文字彫りは日本国内で行います) 
     

       

  ▼ 高級型お宮 施工写真
         
 ▲2階部外庭への設置です。建物内部の応接間
   から陽光に照らされる宮台座を窓ごしに
   眺める時、満足感と安心感が生じる
   そうです。カスタマイズしてあります。
   <草加市某氏邸>
 ▲屋上設置です。以前有った木製お宮は
   台風で屋根部むしり取れたそうです。
   既存コンクリート台座の上に設置しまし
   た。木製鳥居は前の木製お宮と一緒の
   時期にたてた物です。
   <横浜市某氏邸>
 
 ▲既存コンクリート台座の上に設置しました。
   <鎌倉市某氏邸>
 ▲新居建設に伴い道路から見える場所に設置
   しました。
   <平塚市某邸>
 ▲弊社扱いのお宮は基本、屋根部・胴部・階段
  回廊部含む基壇部は塊原石から削り出しで
  製作しています。御影石塊からの加工です
  ので50年100年もつと言っても納得いただ
  けるのではないでしょうか。
  屋根下部と胴部周りには浮かし彫り
  も行っています。屋根部下の柱受けホゾ穴
  と屋根下彫り込みが見えます。
 ▲画面上台上、青緑に写っている左右の筒は
  榊立てです。表に出しっぱなしでも
  ガタツキ無いように筒状陶器に合わせ
  上台に穴を掘り込んであります。
  穴下部には細い水抜き穴が開けてあるので
  水がたまりません。
 ←付属の鳥居もセットした左前よりの全景
    屋根部にはあらかじめ左右円柱が収まる
    ホゾ穴が切ってあります。
   <八王子市某氏邸>

          

   

▼ 高級型お宮本磨き仕様Gタイプの胴部

  胴部内四角刳り貫き 扉止めアリ

   

 外観は小叩き仕上げの中アクセントに本磨き仕上げを

  効果的に使う高級型お宮です。

  側面には椿のレリーフが彫り込まれ

  階段上り口には小鳥居がセットされます。

  胴部室内は四角く刳り貫かれ、

  扉と一体の閂(かんぬき)止めを採用した

  Gタイプは強風時や気圧が急激に変動するときにも 

  扉は勝手に開きません。(胴部側面への仕上げは

  椿のレリーフが彫り込まれます)

   

   

      

  

 

     

  ▼ 出雲型お宮(白御影石製)  叩き仕上げ

   

ご注文〜施工完成まで 約2.0ヶ月と お考え下さい。
6つに分割(屋根部、屋根飾り、胴部、欄干・階段・基礎部及び柱2本)されたパーツを
施工場所に運び、ボンド主体に組み立て接着をして目地詰め、クリーニングして完成です。

    

 
 ▲出雲型お宮 では、左右柱は丸柱、フル装備
   状態です。
 ▲左右柱を取り付け前の状態です
 ▲出雲型お宮の後方に見える”お山”が
  ”御神体”。お宮への拝礼は御神体への
   拝礼となります。
 ▲出雲型お宮を右前方より見たところ
 ▲出雲型お宮を横より見たところ
 ▲出雲型お宮の前方に御影石製の小鳥居
  (別オーダー)を配し結界を作ったもの
  <京都市某邸>

   

          

▼ 出雲型お宮 Gタイプの胴部

  胴部内四角刳り貫き 扉止めアリ

   

 外観は小叩き仕上げです。

 扉と一体の閂(かんぬき)止めを採用した

  Gタイプは、強風時や気圧が急激に変動するとき

  にも扉は勝手に開きません。

  (胴部側面への仕上げに 椿のレリーフは

  ありません)

    

     

      

  

        

  

  ▼ わら屋根型お宮 (白御影石製)  小叩き仕上げ施工例

   

ご注文〜施工完成まで 約2.0ヶ月と お考え下さい。
 5つに分割(屋根部、胴部、欄干・階段・基礎部及び柱2本)されたパーツを施工場所に
 運び、ボンド主体に組み立て接着をして目地詰め、クリーニングして完成です。

   

       
 この わら屋根を模したお宮には、
   両サイドから屋根にかけて立つ角柱が
    付随します。(わら屋根型以外は丸柱)
   階段下左右横に見えるホゾ穴が
    柱下部受け穴です。
 ▲わら屋根型お宮は、階段上回廊部に
   手摺り・欄干はつきません
 ▲お宮を置く台上には、瓶子、水玉、皿、
   榊立等を置くスペースが必要です
 わら屋根型お宮を後方より見たところ
   台座も、新調したので台座下に銘板を
   はめ込み、建立日、建立者を彫り込み
   ました。

    

         

▼ わら屋根型お宮 Gタイプの胴部

  胴部内四角刳り貫き 扉止めナシ

   

 外観は小叩き仕上げです。

 強風時や気圧の変化による勝手な扉の開放を防ぐため  

  扉部の厚みは通常の1.5〜2.0倍の厚みに設定

  しました。

 (胴部側面への仕上げに 椿のレリーフは

  ありません)

   

  

       

   

 

   
  ▼ 事業所(事務所/工場/倉庫/置き場)用 お稲荷さん

    

 ▲白御影石製鳥居
  <熊谷市某社>
 ▲白御影石製台座石(割り肌、
   ビシャン)、白御影石製 笠石、
    玉垣、石柱、地覆、土台石 (本磨) 
    <横浜市某社>